Reviews

『クローネン・ツァイトゥング』紙(オーストリア) 2010年7月24日

「ミュージカルに焦点を向けている“キットゼー・サマーフェスティヴァル”は2009年にその方向を変換し、成功を収めた。今年、総監督の二人、ペーター及びクリスティアン・ブッフマンは、ハインリヒ・ベルテ作曲のミュージカル・コメディ「3人の娘の館」をそのバロック様式の城の前の野外劇場にて上演した。特筆すべきことは(中略)、彼らが、パワフルでエネルギッシュな服部譲二を指揮者パートナーとして見つけ、服部はシューベルトのメロディを編曲したベルテの作品を甘美に浸透させ、豪華なハイライトと共に指揮した。」

『クローネン・ツァイトゥング』紙(オーストリア) 2010年7月18日

「キットーゼー城ではミュージカルからオペレッタへ大胆なシフト変更を成遂げました。服部譲二は、オペレッタの卓越した感覚と味わい・テンポ感を持って、カペッラ・インストロポリターナ・オーケストラとキットゼー・フェスティヴァル・コーラスを指揮し、彼がオペラのみの指揮者ではなくオペレッタに於いても高く評価できる指揮者であることを確信させた。」

『ヴィーナー・ツァイトゥング』紙(オーストリア) 2009年6月26日

「国立オペラのシーズンにおいて、ハイライトを見るだけでなく、いわゆる「レパートリー」と呼ばれるものを見ることは、時々とても興味深い。その一つの例として、魔法のように色彩豊かで、かつユーモアたっぷりのマルコ・アルゥーロ・マレッリ演出の89度目の「魔笛」上演で、国立オペラ座に日本人指揮者の服部譲二がデビューした公演が挙げられる。ヴァイオリニストとして数々の賞歴もある彼は、これまでに既にウィーン室内オペラでの業績を通して、ウィーンのモーツァルトの魅力を示してきた。この公演で、彼は再び活き活きとエネルギッシュにその作品に取り組み、豊富な強弱や緩急によるモーツァルトの解釈で、我々にその違った側面を提示した。」

『チューリンゲン・アルゲマイネ』紙(ドイツ) 2008年3月3日

「優美さと深い愛情によって、エアフルト交響楽団は第7回目のコンサートにおいて観衆を熱狂させた。(中略)その中で一つだけ特筆できるのであれば、それはジョアッキーノ・ロッシーニ作曲の「スターバート・マーテル」の演奏だろう。この作品は、オペラをヒントにしたいくつかの楽章からなる作品で、静かに終結する曲である。オーケストラは、繊細なホルン、全ての弦楽器、絶妙なバランスのトランペットの男声コーラス等、それぞれの楽器の持つ特徴を見事に引き出した服部譲二の指揮により、熱狂的に演奏した。」

『リン・ニューズ』紙 2007年7月31日

「フィルハーモニア管弦楽団は世界有数のオーケストラの一つとされており、間違いなくわが国の最高の楽団である。それは最初の数小節の音色の豊かさからすでに明らかであった。コンサート全体を通じて、日本人の指揮者の服部譲二は奏者たちに強弱やテンポをしっかり守らせ、規律のある演奏を引き出した。コンサートはロッシーニの「セヴィリアの理髪師」序曲で始まった。...服部は軽快なテンポで進め、オーケストラの各セクションとも陽気な曲調を浮き彫りにした。(中略)プログラムの最後に演奏されたチャイコフスキーの交響曲第6番〈悲愴〉は、情緒的に混乱した天才作曲家の音楽による真情の吐露である。服部は賢明にも感情的なパッセージにおぼれることなく、かつ作品のドラマをすべて引き出した。第3楽章はインパクトがあまりにも強かったために、楽章が終わると緊張をほぐすかのように思わず拍手が巻き起こった。終楽章のあとには大喝采が沸き起こり、われわれノーフォーク民が最高の演奏をいかに評価するかを示した。」

『イースタン・ディリー・プレス』紙 2007年7月30日

「チャイコフスキーの交響曲第6番〈悲愴〉の厳粛な冒頭楽章では、オーケストラは感情を全開にしてメロディーを奏で、また服部のしなやかかつエネルギーあふれる指揮−時には肩をわずかに上げ下げするだけ−のもと、第3楽章の行進曲では、力強い弦楽器と輝かしい金管楽器によって大きく盛り上がり、拍手が起きるほどだった。しかしこうした喜びは、終楽章では再び暗い気分に戻り、オーケストラは感情を絞り出すように奏し、まるでこの音楽の苦しみを呼吸しているかのようだった。」

『チチェスター・オブザーバー』紙 2007年7月

「ベートーヴェンの交響曲第7番では、最初の数音からすでに期待に包まれ、興奮が始まった。服部譲二のしっかりとした指揮の下、第1楽章は躍動感をもって繰り広げられ、満員の大聖堂の聴衆を魅了した。短調の第2楽章のアレグレットはゆったりしたテンポで演奏され、急速なテンポが主体の交響曲において、荘厳で忘れがたい間奏となった。長調に戻ったスケルツォはさらに速いテンポで始まり、ドラマティックなホルンや旋律線の美しい弦楽器を含め見事な演奏で、終楽章では勢いのある大音響のクライマックスに達した。フィルハーモニア管の音楽作りの圧倒的な活力と、息を飲むほどの緊迫感は、数時間も私の脳裏から離れなかった。」

『アウグスブルガー・アルゲマイネ』紙(オーストリア) 2005年5月7日

「指揮の服部譲二は、ウィーン室内管弦楽団から表情豊かで、かつしっかりとした鮮やかな音色を引き出した。それはとりわけハイドンの交響曲第60番ハ長調〈うっかり者〉において顕著であった」

『読売新聞』 2005年4月14日

「第1ヴァイオリン奏者の服部譲二は、第一級の指揮者になった。」

『週刊オンステージ新聞』 2005年3月25日

「良い意味で、『期待を裏切る』舞台に出会うことがある。そういう時は、演奏される作品に対しても演奏者に対しても発見があるものだ。新国立劇場の小劇場オペラ『ザザ』は、『道化師』で知られるレオンカヴァッロに、舞台に生きる人たちへの愛憎を活き活きと描く劇的な才能があることに目を開かせてくれた...[指揮の服部譲二は]歌手に合わせて音楽を作る柔軟さにおいて、日本の若手オペラ指揮者の中でも特に優れた才能の持ち主のようだ。舞台奥で歌手を背後にして指揮するという条件を制約と思わせなかったのは、彼が十分に台本を消化して指揮しているからだ」

『ヴィーナー・ツァイトゥング』紙(オーストリア) 2005年1月22日

「指揮者・服部譲二は、素晴らしい弦楽器のウィーン室内管弦楽団を、ただの縁の下の力持ちとしてだけではなく、ありきたりの音楽から全くかけ離れさせるように導き、この夜の全ての作品において大きな功績を収めた。そして、ドヴォルザーク作曲“弦楽セレナーデ・ホ長調”では、最初から最後まで見事に楽しい演奏を披露し、観客は多いに歓喜した!」

『デア・スタンダード』紙(オーストリア) 2004年10月12日

「室内歌劇場のシーズンは大成功のうちに始まった...服部譲二はオーケストラとともに、悲劇的な曖昧さをもつ内容を十分にくみ取り、あらゆる手を使って、ときに進展の遅い台本をダイナミックな演奏に転化した」

『クローネン・ツァイトゥンク』紙(オーストリア) 2004年10月10日

「ウィーン室内歌劇場は久々に、若い才能の奨励という使命にふさわしいプロダクションを上演した。今回、若きモーツァルトのオペラ《偽の女庭師》において充実したプロジェクトを成功させたが、それはとりわけ指揮の服部譲二に負うところが大きい。...本公演で初めてオペラに取り組んだ服部は、この作品におけるモーツァルトの鮮やかな性格描写を活き活きと、かつ様式感をもって表現した」

『クリアー』紙(オーストリア) 2004年10月9日

「本プロダクションの原動力は、室内歌劇場の熱意あるオーケストラを率いた指揮者の服部譲二にあった。彼の解釈には時折、やや速めのテンポが望ましい部分もあったが、適切でコンパクトなモーツァルト像を生み出した」

『ヴィーナー・ツァイトゥンク』紙(オーストリア) 2004年10月9日

「ウィーン室内歌劇場をご存知だろうか。目下、音楽的にすぐれたプロダクションを上演中なので、観に行く価値は十分にあろう。初日の緊張がいったんおさまると、同歌劇場デビューの服部譲二の指揮の下、見事にまとまったアンサンブルの響きを聴くことができた。彼は小さなピットの中から優美な音を引き出し、弾みのあるアクセントを加え、また歌手たちのアンサンブルの呼吸に合わせてフレーズを形作った。その一方で、歌手たちの遅くなりがちな傾向を引き締め、ときおりバロックの歩調の気品さえ取り入れていた」

『プレッセ』紙(オーストリア) 2004年10月9日

「...服部譲二の下で、室内歌劇場の技量のあるアンサンブルは、オーケストラの声部をうまく、ていねいに浮き彫りにした。自身すぐれたヴァイオリニストとして、彼はとりわけ弦楽器奏者たちから軽やかで美しい音色を引き出すことができた。一方、オーボエ、ファゴット、ホルンなどのソロも劣らぬ出来であった。テンポもすべて的確で、声楽アンサンブルも入念に準備してあった。頼もしいデビューだ!」

『ヴィーナー・ツァイトゥング』紙(オーストリア) 2003年3月17日

印象的なクオリティ

「服部譲二はウィーン室内交響楽団と共にこのコンサートを効果的に創造的に始めることに成功した。(中略)オーケストラを指揮した服部は、彼自身がヴァイオリニストとして卓越した最高の能力も持ち合わせているのだが、目に見えてエキサイティングしていた。ハイドン作曲の交響曲代61番ニ長調は、彼自身もソリストになれたであろう。彼は、絶妙に、情熱的に、そして大きな緊張感をもって指揮した。オーケストラは 最善の注意を払って、熱狂しつつ華麗なプレスティシモのフィナーレを飾った。」

『スタンダード』紙(オーストリア) 2002年2月19日

ウィーン交響楽団 コンツェルトハウスにて
「ウィーン-ある人はブラームスの作品を「ヴァイオリンに対抗した協奏曲」、また、他のある人は「ヴァイオリンのオブリガートつき交響曲」と呼ぶ。いずれにせよ服部譲二はブラームスの挑戦的な作品に大胆かつ彼のエネルギー全てを用いて演奏した。 (言うまでも無く弓の毛の全ても!) とりわけ「ヴィエネーゼ」の第3楽章のパッセージで、服部は見事な跳躍・強弱の演奏で、会場全てをうならせた。」